地域の皆さまに愛され、安心する動物病院「平井動物病院」
平井動物病院トップ » 各種予防について / 去勢・避妊手術

各種予防について / 混去勢・避妊手術

 去勢・避妊手術のメリットとデメリットとして、以下のようなものが挙げられます。総合的にはメリットのほうが大きいですが、よく理解された上で決めていただければと思います。

メリット

  病気の予防(雄犬では主に前立腺疾患 雌犬・雌猫では卵巣・子宮・乳腺疾患)

  行動上の問題の改善(マーキング、攻撃行動など)

  生理や発情によるストレスからの解放

  望まれない妊娠・出産の回避

デメリット

  費用がかかる

  麻酔と手術のリスクがゼロではない

  太りやすくなることがある

  術後に尿漏れが生じることが稀にある

・当院では、犬猫ともに去勢手術は日帰り、避妊手術は一泊入院で行っております。

・犬は術後約10日で抜糸となります。

・猫は抜糸なしの方法で行っておりますので、術後再来院の必要はありません。

・雌犬では、初回発情(概ね6~12ヶ月齢)前の避妊手術により、将来的な乳腺腫瘍の発生率が1/200に低下するという報告があります。二回目の発情前の手術でも1/12に低下しますが、それ以降の実施では効果が小さくなっていきます。

・雌猫では、6ヶ月齢以下の避妊手術により将来的な乳腺腫瘍の発生率が1/11に低下し、1歳齢以下の手術でも1/7に低下するという報告があります。

・年齢が高くなると内臓脂肪が増えていきます。特に雌犬の避妊については、若いうちのほうが手術リスクや体の負担は小さいです。

・雄のマーキングは癖がついてしまった後だと去勢をしても改善しないことがあります。マーキング予防の観点からは早めの去勢が勧められます。

・個人的には、最も重要なメリットは犬では前立腺疾患と子宮疾患の予防、猫では望まれない出産と発情ストレスの回避であると考えています。それらに関しては手術時の年齢はあまり関係ありません。ただ、いずれ去勢・避妊手術をすると決めている場合は、上記のように若齢の段階で行ったほうがメリットが大きいです。体格や状態にもよりますが、通常は5~6ヶ月齢以上であれば手術可能です。

・犬種によっては、早期に避妊去勢手術をすることによって関節疾患などを発症しやすくなるというデータもあります。基本的に、大型犬の場合はやや遅めに手術を行ったほうが良いかもしれません。

・術前には血液検査を行っています。高齢の場合や呼吸器・循環器疾患が疑われる場合などは胸部X線などの検査も行っています。

・手術時は全頭で気管内挿管を行っています。安全な麻酔ができるように術前から鎮痛剤の投与や点滴を行い、術中・術後にも細心の注意を払っています。麻酔のリスクがゼロでないことは確かですが、麻酔の危険性を認識し、意識を高めることによってリスクは大幅に低下させることができます。

・去勢・避妊手術は予約制となりますので、来院時やお電話などでお問い合わせください。

【コラム】猫の避妊・去勢

【コラム】犬の避妊・去勢

doctorsfile
PETOKOTO
各種予防 手術について
定期健康診断
去勢・避妊手術について
各種病気について
症例紹介
採用情報
お問い合わせ 03-5413-6301
  • 定期健康診断
  • 去勢・避妊手術について
  • 各種病気について
  • 症例紹介
採用情報
お問い合わせ 03-5875-2273