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呼吸が苦しい(犬猫)

 呼吸が苦しくなる原因は様々です。呼吸器疾患はもちろんですが、呼吸器以外の疾患が原因となることもあります。また呼吸機能には問題がなく、暑さ、興奮、痛みなどによって呼吸が速くなっているような場合もあります。

 まず呼吸器疾患についてですが、呼吸器は鼻→喉→気管→気管支→肺という順でつながっていますので、そのうちのどこかに異常があると呼吸機能に問題が生じます。それぞれの部位で様々な疾患(奇形、外傷、異物、感染、炎症、腫瘍など)が起こり得ます。他には横隔膜の異常、胸水貯留、気胸なども挙げられます。

 呼吸器以外の疾患としては、第一に心臓病が挙げられます。心臓病が原因で肺水腫や胸水貯留を呈する症例が非常に多いです。それ以外では貧血、内分泌疾患、アナフィラキシー、その他多くの疾患でも呼吸困難となることがあります。

 苦しい時の様子としては、あまり動かなくなり、横にならずに伏せや座ったままの姿勢をとります。また、胸郭や鼻翼の動きが大きくなり、呼吸数が増えます。必ず開口呼吸をするとは限りません。特に猫はよほど苦しくならないと開口呼吸をしないといわれています。

 呼吸様式は病変部位によって変わってきます。浅く速いか深く大きいか、息を吸う時と吐く時のどちらが苦しそうか、開口しているかどうか、呼吸音があるかどうか、などによって病変部位の推測ができます。また、咳やくしゃみなど他の症状があるかどうかも判断材料になります。

 診療においては問診、視診、聴診、触診などにより疾患を絞り込み、それから検査や処置を行っていきます。ただ、呼吸状態が非常に悪い時に無理して検査や処置をすると呼吸が止まってしまうおそれがあります。特にX線撮影はリスクが高いです。なるべく状態が安定してから行う必要があります。

 状態を安定させるには酸素吸入が重要です。また、心臓病による肺水腫が疑われる場合は利尿剤の注射を、短頭種の犬で上気道閉塞が疑われる場合はステロイドの注射を、といったように検査する前から治療を開始することもあります。

 胸水が貯留している場合には早急に穿刺して抜去しなければいけませんが、この処置もややリスクがあります。胸水は超音波でわかりますので、疑われる場合にはX線ではなく超音波検査を先に行い、確認できたら慎重に抜去していきます。

 呼吸困難の原因は様々ですが、いずれにしろ一刻を争うもので、改善しなければあっという間に亡くなってしまうこともあります。家で見ていて明らかに呼吸が荒いような場合は緊急治療が必要だと考えられます。また、なんとなくいつもより動かなくて呼吸が荒いような気がする、といったぐらいでも危険な状態の可能性があります。気が付かれたらすぐに動物病院を受診してください。

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