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犬猫のタマネギ中毒

 犬猫やその他の動物では、タマネギをはじめとしたネギ属の野菜(長ネギ、ニラ、ニンニクなど)を食べると赤血球が破壊されてしまいます。加熱しても無害化はされず、またタマネギそのものを食べなくてもカレーやスープなどに溶け出した成分を摂取した場合には同様のことが生じます。

 中毒量には個体差があります。一般的には少量の摂取であれば大丈夫なことが多いですが、稀に少量でも死亡する例がありますのでなんとも言えません。

 タマネギ中毒の症状は嘔吐、元気消失、赤色尿などです。重度の場合は貧血となり、舌や歯茎の色が白くなります。すぐに症状が出るとは限らず、数日経ってからということもありますので注意が必要です。

 治療としては、食べて1~2時間以内であれば吐かせることが有効です。それ以上時間が経っている場合は、進行を止める効果的な治療法はありません。貧血になった場合には輸血が考慮されます。

 人間はタマネギを食べても大丈夫ですが、これは人間が特殊なだけであって、多くの動物では耐性がないようです。タマネギを好んで食べる犬もいるかもしれませんが、食べるからといって安全だというわけではありません。上記のように個体差がありますので、ハンバーグ、カレー、コロッケなどを食べて何の症状も出ない犬もいるとは思いますが、危険かもしれないものをあえて与えるべきではないかと思います。

 タマネギを食べてしまった場合は、直後であれば吐かせることも可能ですので、すぐに動物病院にご相談ください。また、食べてから数日以内になんらかの症状が出ている場合は命に関わることもありますので、そのあたりを認識しておいていただければと思います。

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