ノミが寄生している犬猫では、吸血時に注入される唾液に対してアレルギー反応が生じ、皮膚炎になることがあります。吸血による直接の傷ではなくアレルギー反応であるため、症状の出方には個体差があります。
皮膚炎になる部位は腰付近であることが多いです。治療はノミ予防・駆除薬を投与します。ノミがいなくなると症状が改善していきます。背中に垂らす薬や飲み薬などがありますが、投与すると寄生しているノミが駆除され、その後1~2ヶ月間予防効果が持続します。
寄生数が少ない場合でも発症することがあります。ノミ自体を発見できないこともありますが、ノミの糞があったり、予防をしていなくて疑わしい皮膚炎がある場合には予防・駆除薬を使ってみるのが妥当だと思います。市販のものでは効かないことがありますので、動物病院で処方してもらってください。