保護されて引き取られた犬ですが、フィラリア検査をしたところ陽性でした。ミクロフィラリアも存在していました。
治療としては、イベルメクチンの通年投与およびドキシサイクリンの短期投与を行いました。そして、2年後に検査した際には陰性になっていました。フィラリア成虫の寿命は数年ですので、新たな感染を防げば数年で陰性になります。
幸いなことに特に症状も出ませんでしたが、寄生数が多かったり運が悪かったりすると、心臓に障害が出たり急死したりすることもあります。
平井動物病院