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犬猫の角膜潰瘍

 角膜は眼球の表面の透明な膜ですが、様々な原因によって傷が付くことがあります。これは総称して角膜潰瘍と呼ばれます。

 原因としては外傷、異物、涙液分泌の減少、眼瞼や睫毛の異常などが挙げられます。また、顔や眼が痒くてこすっていて二次的に傷が付いてしまうといった例もあります。

 症状は眼脂が出る、白眼が赤くなる、眼をつぶって痛そうにしている、角膜が部分的に凹んだり白くなったりしている、などです。潰瘍があることが一目でわかる場合もありますが、角膜の染色(フルオレセイン染色)を行ってみないとわからない場合もあります。

 潰瘍の大きさや深さは様々です。治療法は重症度によって変わってきます。角膜に完全に穴があくと角膜穿孔という状態になって失明してしまいますので、そうならないように状況に応じた対処が必要となります。

 潰瘍が浅い場合は点眼薬による治療が主体となります。潰瘍が深い場合や、浅くてもなかなか治らないような場合には手術が適応となります。眼をこすると悪化する危険性があるため、いずれの場合にもネッカーの着用が望ましいです。

 角膜潰瘍は、軽症例では跡形もなくきれいに治ることが多いですが、重症例では治っても白濁の跡が残ることがあります。なるべくきれいに治すために、早く治療を開始する必要があります。

 眼脂や結膜充血などは多くの眼科疾患で生じますので、角膜潰瘍なのかどうかを家で判断するのは困難かと思います。眼脂が少量出ているぐらいでしたら緊急性はないかもしれませんが、眼をつぶっていたり、眼瞼が腫れていたり、白眼が明らかに赤くなっていたりする場合には緊急性があると考えられます。他の疾患であったとしても早急に治療する必要がありますので、様子を見ずにすぐに動物病院を受診してください。

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